2013/08/08

Kernel Power 41 メモリ交換で改善するケース


経験としてはメモリの交換が有効であった事が多い気がします。

その場合であってもメモリが直接の原因では無く、電源供給や不安定電圧だったり。

導入したソフトや拡張機器、それぞれの通信の問題であったり。

そしてメモリは故障しているわけでもなく微妙なチップの(一般的に言う)相性が悪くなり

非常に微妙な電圧の問題がひっかかる感じでしょうか。


交換前のメモリもメーカー純正品であったり、数年問題なく動作していたりと問題の精査が

非常に分かり難いです。検査してもエラーは無く、他のパソコンで通常動作します。


お客様に詳しくお話を伺った上で、多くの場合にパソコンの拡張や設置場所の変更、ソフトウェア

の変更・更新などのきっかけは存在するように思います。


従来ではメモリに問題があった場合は、マザーボード上のBIOSがエラーを検知したり、微妙に

故障していてBIOSが検知できなくともOS上の動作などで分かります。そして検査するとエラーを

検出します。


Kernel Power 41 のログを残す場合のエラーでは、従来と少し対処の感覚を変える必要がある

ようです。


当店での現在の捉え方では、メモリ交換で改善できる場合は現行のDDR3メモリの性質と

Windows Vista以降の省電力機能の自動電圧調整との整合性が合致しない状態に

陥ってしまった(はまった)症状ではないかと考えています。



しかしこれは対処の一部であってソフトの問題である場合も多くあります。

Kernel Power 41病と呼ばれるのは、OS上でのエラーログであるだけで、

原因はそれぞれ別にあり、その結果Kernel Power ID:41というログを残したにすぎません。

ですので詳細にはログを参照し原因を探るか、Dumpfileを生成して原因を探る事が近道でしょう。


困っている方々も多いと聞きますので、できる限りは情報を発信しようと思います。